勢水丸概要
練習船勢水丸は、伊勢湾・熊野灘から本邦南方黒潮地域、南西諸島周辺海域、東シナ海を実習地域に、陸地を離れ海に身を置いて現状を確認しながら学習する「洋上実験室・研究室」として、水産学・海洋気象学等に関する実習・調査を行う船として建造されました。
生物資源に関する実習や海洋観測、生物採集、大気観測などの研究活動が機能的に遂行できるよう、漁労設備と観測設備を備え、船底には計量魚群探知機、多層式流向流速計、海底地形探査装置などの音響機器を装備しています。また、船の推進には電気推進システムを採用し、船内電源との共用化により効率的なエネルギー管理ができ、地球にやさしい船となっています。
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- 主要目等
- 1. 主要寸法
国際総トン数 491トン 総トン数 318トン 長さ(全長) 50.9m 長さ(垂線間) 42.5m 幅(型) 8.6m 定員 44人(乗組員16人、教員2人、学生26人) 最大速力 13.8kn 航海速力 10.0kn - 2. 機関
主発電機 480kw×1,200min-1 3基 停泊用発電機 104kw×1,200min-1 1基 主推進電動機 1基 1,000kw×885min-1(高速モード)
300kw×590min-1(低速モード)推進器 4翼可変ピッチプロペラ 1式 ポンプジェット 300kw×1,075min-1 1式 - 3. 漁労・観測装置
海洋環境調査 CTDオクトパスシステム、バンドーン採水器、多波長励起式クロロフィル測定装置、
表層連続モニタリングシステム、スミス・マッキンタイヤー型採泥器、自重式柱状採泥器など音響調査 多層式流向流速計、スキャニングソナー、計量魚群探知機など 大気観測 自動気象観測装置、超音波風向風速計、CO2・H2Oアナライザなど 生物採集 マルチネット、ノルパックネット、モックネスネット、底曳トロールネット、
ベントスネット、底延縄、底カゴ網など
- 3. 漁労・観測装置
- 2. 機関
- 一般配置図
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