生物系設備・装置

 生物採集を実施する場合、監督官庁(水産庁)、または都道府県の特別採捕許可を取得するとともに、採捕予定周辺水域の漁業協同組合の理解を得る説明周知作業を予め行うことになりますので、事前に調整打ち合わせをお願いいたします。
 また、採捕対象によっては、採集具の改造、網目調整や餌選択などの事前準備が必要な場合がありますので、事前に打ち合わせをお願いいたします。なお、対象生物を採捕する際に使用する採集具や採集方法、採捕後の飼育法、保護処理方法などについてもご相談下さい。

[これらを利用した教育・調査例]
マッコウクジラの餌料生物採集と生息深度域、魚類腸内細菌の採取・培養、深海魚類の年齢査定と分布、集光生物の行動観察、人工餌の効果実験、魚類嗅覚実験、魚類視神経実験、底生生物の発生実験、魚類の血液・筋肉の鮮度測定、赤潮プランクトンに関する実験・分布調査・対処実験、海中・海底の各種微生物採取培養、深海サメの視神経実験・肝油利用実験、未利用深海生物の食品化実験 など。

A 表層・中層生物採集
A-1 表層水平曳網
  1.マルチネット
  2.カクチネット
  3.ニューストンネット

A-2 表・中層水平曳網
  1.多段開閉式ネット・環境計測システム(MOCNESS NET)
  2.IKMTネット
  3.ボンゴネット

A-3 表・中層鉛直曳網
  WP-2ネット

A-4 中層成魚採捕
  浮延縄

A-5 採水器
  バンドーン採水器

A-6 その他
  タモ網、竿釣り、トローリング(曳縄)、イカ手釣り など

B 底生・底泥生物採集
B-1 底層曳網
  1.LCネット(カイト式底引き網)
  2.ベントスネット

B-2 採泥採集
  1.簡易ドレッジ
  2.G.S 型表層採泥器(アシュラ)
  3.スミスマッキンタイヤ式採泥器
  4.自重式柱状採泥器(グラビティーコアラー)

B-3 底層成魚採捕
  底延縄・底カゴ

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